キャリア・アンカーについて

一歩も二歩も先を行きたい看護師さんへ。

「キャリア・アンカー」という考え方。
「アンカー」とは「錨(いかり)」つまり、自身のライフスタイルにとっての基礎となる部分、揺るがない部分、という意味だそうです。アメリカの心理学者エドガー・H・シャインは下記の5種類に分類しています。(「看護ジャパン」HP)

「テクニカルタイプ」
⇒特定の分野において技術を高めることを重視する。幅広い能力を求められる仕事よりも、限られた領域で自分の技能を発揮したいと思うタイプ。
「マネージャータイプ」
⇒リーダーシップを
発揮し、組織を管理することに喜びを見いだすタイプ。責任の大きい仕事を好み、出世願望も強い。
「フリーランスタイプ」
⇒自分のペース、手法で仕事をこなし、ある程度自由度の高い環境を求める。組織を窮屈に感じるタイプ。
「安定タイプ」
⇒まわりの人と同一であることを大切にするタイプ。高い地位に興味がなく、専門制にはこだわらない、安心感の保てる環境を好む。
「クリエイティブタイプ」
⇒起業したり有名になったり、自分を高めることでモチベーションがアップする。仕事の創造性を重視する。

私に当てはめてみると「フリーランスタイプ」でしょうか。とにかくマイペースなので。もともとキャリアアップを望んでいないタイプな気がします。
でもそれにしても、自分の「アンカー」を見つめてみるというのは大事なことのように思います。気が付いたら周りに流されて、思っても見なかった方向に向かっていた、なんてことになりかねませんものね。同HPによれば、このキャリア・アンカーを看護師に当てはめてみると、下記のようになるようです。

「テクニカルタイプの傾向がある方は、専門看護師・認定看護師を目指すキャリアが向いている人。マネージャータイプがしっくりくる方は、ケアマネジャーなど、周囲を管理するキャリアを選ぶ道もあります。クリエイティブタイプかな?と思った方は、開業ナースが合っている」

なるほど。看護師ひとつとっても、いろんなコースの向き不向きがあるのですね。同HPによると、看護師のキャリアは下記の9タイプに分類されるそうです。1.専門看護師・認定看護師 2.認定看護管理者 3.臨床研究コーディネーター、遺伝カウンセラーなど新たな専門職 4.開業ナース 5.呼吸療法認定士、日本糖尿病療養指導士などの資格取得 6.進学(大学/通信制大学) 7.大学院進学 8.看護留学 9.企業への就職

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